芸術公社チャンネル開設! 開設記念トーク開催(5/4)

芸術公社チャンネル 設立にあたって

NPO法人芸術公社は、芸術と社会の関係性を更新するというミッションを掲げて設立してから、今年でちょうど設立5周年を迎えました。これまで舞台芸術や社会関与型アートのプロデュース、シアターコモンズをはじめとするアートイベントの企画運営、シアターコモンズ・ラボでのワークショップ開発、さらに芸術の理論と実践をつなぐ数々の言論イベントを実施してまいりました。これらの活動はすべて、表現者や観客の身体的な「濃厚接触」と「移動」が大前提となっています。複数の人間が集うことによって生まれる緊張感や高揚感、偶然性によって生成される出会いや発見、身体的に体感される経験の豊かさや複雑さ。それらは私たちが目指す芸術において、掛け値なしに大切なものです。

しかし、新型コロナウィルス感染症拡大防止のための全世界的な取組の中、刻一刻と変化する状況にしなやかに対応しながら活動を継続するため、私たちは事業の一部を暫定的にオンラインに移行することにしました。ここに創設する「芸術公社チャンネル」は、オンラインで皆様にお届けする全プログラムのプラットフォームとなります。これを機に、様々な理由でリアルな場でのご参加が難しかった方々にも、芸術公社の活動をダイレクトにお伝えできることを嬉しく思います。

これから数ヶ月先に、感染リスクと防止策のバランスがとれ、閉ざされた国境や劇場のドアが開き、再び世界中から表現者と観客が集まることが可能になった際には、濃厚接触によって生成される掛け替えのない時間と空間を、シアターコモンズなどのイベントを通じて皆さんと共有したいと思います。しかし、その日がどれくらい先になるか分からない今、また、その時に要請される条件がどのようなものになるか想定しづらい今、まずは芸術と社会をめぐる思考を共有・交換し続けるプラットフォームとして、この芸術公社チャンネルをアクティブに活用していく所存です。

ぜひ皆様にも芸術公社チャンネルにご登録いただき、今後の芸術公社の活動にそれぞれの濃度や方法で参加していただければ幸いです。それが私たち芸術公社の活動への最大の支えとなります。今後とも芸術公社の活動へのご参加と応援を、何卒よろしくお願いいたします。

芸術公社・代表理事 相馬千秋 & 芸術公社メンバー 一同

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芸術公社チャンネル開設記念トーク「ウィルス共生時代を生き抜く、芸術の想像力とは」

2020/05/04(月・祝)19:00 – 21:00

生放送配信YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Vzuol_waIZ8
※芸術公社チャンネルに登録をお願いします

[登壇者]
安藤礼二(文芸批評家)
高山明(演出家、Port B主宰)
中村佑子(映画監督・作家)

[企画・司会]
相馬千秋(アートプロデューサー/芸術公社代表理事)

未知のウィルスが人間社会の営みを中断させ、人々を不安に陥れています。しかし人類の歴史を振り返れば、感染症と文明の発達は相補的なものでもあったと言われています。疫病の流行は、そもそも人間の生とは何か、という実存的問いを人類に突きつけ、人間が生き抜くための知恵として神話、宗教、芸能そして芸術をも進化させてきたと言えるのかもしれません。

「内」に閉じこもることで、あらためて「外」を意識する。社会的距離にとって、他者との関係性を再設定する。都市空間の中で見えなくされていたものが、一気に可視化される。それはまるで、ウィルスが私たちの「生」に関する認識の更新を迫っているようにも感じられます。

人類社会が丸ごと揺さぶられる日々の中で、芸術家たちは何を見聞きし、何を受け取り、どんな問いを発しようとしているのでしょうか。また、かつて疫病蔓延の時代を生きた芸術家や宗教者たちは、何を思い、何を媒介し、どのような創作や活動を展開したのでしょうか。アントナン・アルトー、折口信夫らの思索も手がかりに、ウィルス共生時代を生き抜くための芸術的想像力について、自由なトークを展開します。

主催・企画・制作:NPO法人芸術公社

助成:EU・ジャパンフェスト日本委員会「オンライン活動資金支援プログラム #KeepgoingTOGETHER」助成
協力:有限会社ネオローグ

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