みなとコモンズでやってみたいアイデア募集!
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「みなとコモンズ」とは?
2022年に図書館としての役目を終えた旧三田図書館が、港区で日常を過ごす皆さんのための新たな「居場所」として生まれ変わりました! 3階の読書室として利用されていた場所に、見知らぬ人同士が思い思いの時間を過ごす「砂浜」を立ち上げるイメージで、お昼休憩にお弁当を食べたり、学校や仕事終わりにふらっと立ち寄っておしゃべりしたり、子どもと一緒に遊んだり、アートを創作したりと、多様な人が多様な時間を共有できる空間を目指しています。
みなさんなら「砂浜」で何をしますか?
しかし、みんなが心の休憩所に使えるような「居場所」は、ただ空間があるだけでは立ち上がりません。その場所を人々が自由な発想で見つめ、工夫をしながら使いこなしたり、一緒に何かしてみることで初めて、「ここにいると心地よいな」「また来てみたいな」と思う場所になるはずです。そこで、みなさんから「砂浜:海をみつける広場」を活用して、訪れる人とさまざまに交流するアイデアや企画を大募集します!あなたなら、このスペースを使ってどんなことをしてみたいですか?
どんなアイデアを募集している?
募集のテーマは、「あなたが人に共有したいと思うこと」です。人は誰でも、年齢や仕事や生活環境にかかわらず、自分が大切にしていること、大好きなこと、情熱をもって取り組んでいることがあります。どんな小さなことでも構いません。日々の生活のなかで得た豆知識、コツコツ集めている趣味のグッズ、大好きなアイドルや俳優のこと、仕事で培った専門技術… そういった知識やスキルに優劣はありません。みなさんが持っているちょっとした知識やスキル、今考えていることを、ほかの人に伝えたり、教えたりしてみませんか? 自分では取るにたらないと思っていることも、他の人にとってはすごく面白い!ということがたくさんあります。みなさんのなかだけに留めておくにはもったいない!「砂浜」で、思ってもみない出会いがあるかもしれません。
例えば…
- 港区に住んでいる外国人居住者のために、日本語教室をやって交流の場をつくりたい
- 港区で生まれ育ち、海が好きなので、砂浜をイメージした場所で友達を誘ってヨガをやりたい
- 趣味のダンスを広いスペースで人に教えたい
- 港区に詳しいので、この地域の豆知識や歴史を若い人に伝えたい
- 港をテーマに創作中の演劇作品を試演して、お客さんに感想をもらいたい
- 多様な人に参加してもらうワークショップを開催してみたい
- 今の社会で気になっている事柄に関して、普段出会う機会のない人と対話の場を持ちたい
その他、勉強会、朗読会、対話の場、上映会、ものを作るワークショップ、体を動かすワークショップなど
アイデアを実現するまでの流れ
- みなとコモンズ運営チームで、応募内容を確認し、どのアイデアを実現するか選考を行います。
- 選ばれたアイデアを考えてくれた人とコモニング・ファシリテーター(*下記参照)で話し合いの場を持ち、実現にむけて必要なことを調整します。(みなとコモンズにおいでいただきます)
- 開催日時や当日の細かな進行の方法などを決めて、参加者をつのります。
- どんなイベントや交流の場にするのが良いか、その内容、当日の進め方、広報などの必要な部分を、みなとコモンズがサポートします。
応募資格
- 中学生以上(小学生以下の応募は、保護者の方が代わりに行ってください)
- 港区民(在住、在勤、在学者)が一人は運営に関わっている、もしくは港区民が参加しやすいアイデアである
- 日本語または英語でコミュニケーションが取れる人・団体
※港区民(在住、在勤、在学者)の方からの応募を優先的に検討します
※個人での応募や、これまでこういったイベントや企画を実施した経験のない人からの応募も大歓迎です!みなさんのアイデアの実現を、みなとコモンズでサポートします
選考の基準
- みなとコモンズの理念と親和性の高いアイデアかどうか
- みなとコモンズの場の特徴を活かしたアイデアかどうか
- 港区において文化への親しみやすさを育てることにつながるアイデアかどうか
- 多様な人が参加しやすいアイデアかどうか(特定の属性(中学生など)を対象とした企画でも構いません)
みなとコモンズから提供できるもの、備品
- 3階「砂浜:海をみつける広場」スペース(場所代は無料です)
- 机
- 椅子
- マイク、スピーカー
- スクリーン、プロジェクター
実施するための条件
- 2024年11月から2025年3月までに実施できるアイデアであること。
- 当日は、なぜこのアイデアを実現したいと思ったのか、なぜシェアしたいと思ったのかの説明を参加者に向けてお願いします。
- イベントの参加者を対象に、みなとコモンズからアンケートを実施します。
- 参加者から参加費を取る場合(材料費など)は、上限2,000円/人です。
- イベントの実施言語はどの言語でも構いませんが、より多くの人が参加できるよう、日本語か英語への翻訳・情報提供をお願いします。
- イベントの様子は写真や映像などで記録し、みなとコモンズに提供をお願いします。みなとコモンズ側が記録をとる場合もあります。今後の港区文化機運醸成事業に活用する場合があります。
応募方法
アイデアのある方は、2通りの方法で応募・相談できます:
① 応募フォームから応募する
こちらの応募フォームに以下の必要事項を記入して送信してください。
- 応募者名(団体の人は団体名、人数)
- 代表者氏名
- 電話番号
- メールアドレス
- アイデア・企画名
- 参加対象者(年齢、属性など)
- 参加上限人数
- 開催希望日時
- やってみたいアイデアの詳しい内容
- なぜそのスキルを得たのか・なぜシェアしたいと思ったのか
- なぜみなとコモンズを活用したいと思ったのか
- 港区との関わり
- 使用言語
- 参加費の有無、金額、用途
- コモニング・ミーティングに参加できる日程
② コモニング・ミーティングに参加して提案する
コモニング・ミーティングとは、みなとコモンズ「砂浜:海をみつける広場」で開催される公開ミーティングです。コモニング・ファシリテーターの二人を中心に、みなとコモンズの使い方や、どんなことをするかを話し合ったり、テーマを決めておしゃべりをしたりします。どなたでも事前の予約なしにお気軽にご参加いただけます。やってみたいアイデアについて直接相談したい方や、疑問点がある方など、ぜひ直接コモニング・ミーティングにお越しください。
2024年のコモニング・ミーティング開催予定
10/31(木) 11-16時
11/3(日) 15-17時
11/16(土) 12-14時
11/28(木) 12-14時
12/1(日) 12-15時
12/14(土) 12-15時
12/28(土) 11-17時
応募締め切り
締切:11月20日(水)23:59
※選考結果は11月末までにメールでお知らせいたします
※今後追加募集を行う際は、改めてお知らせいたします
注意事項
- みなとコモンズから企画者への金銭のお支払いや、スタッフ人員の提供はありません。イベントの当日運営などは、各団体ですべてまかなえるよう調整してください。
- アイデア実現への準備から開催中に起こるトラブルや怪我などについて、みなとコモンズは責任を負いかねます。
コモニング・ファシリテーターとは
「コモニング」とは、ある場所やそこにある資源を活かそうとして、人が自発的に行動することにより、そこに集う人同士がつながり、行動が連鎖して、新たな居場所(コモンズ)を生み出す行為をさします。コモニング・ファシリテーターは、そういった場づくりの専門家として、「みなとコモンズ」の具体的な企画や空間設計のディレクションを行い、この場で行われるさまざまな活動のサポート役を担います。今回募集するアイデアは、二人のコモニング・ファシリテーターとの話し合いのなかで、協働しながら進めていただきます。
コモニング・ファシリテーター プロフィール
田村かのこ(たむら・かのこ)
アートトランスレーター。アート専門の翻訳・通訳者の活動団体「Art Translators Collective」代表。人と文化と言葉の間に立つ媒介者として翻訳の可能性を探りながら、それぞれの場と内容に応じたクリエイティブな対話のあり方を提案している。札幌国際芸術祭2020ではコミュニケーションデザインディレクターとして、展覧会と観客をつなぐ様々な施策を実践。非常勤講師を務める東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻では、アーティストのための英語とコミュニケーションの授業を担当している。
渡辺瑞帆(わたなべ・みずほ)
セノグラファー・建築家。一級建築士事務所セノグラフ / 建築コレクティブ ガラージュ 共同代表。セノグラフでは客席と舞台と都市との関係性に着目し、あらゆる場を劇場と捉え、人の動きの細部を振り付けるような空間の創造を目指している。ガラージュでは建築を「動き続ける事象の一過程の姿」であると捉え、空間と時間のスケールを往来しながら活動している。兵庫県豊岡市と東京の二拠点で活動中。
問い合わせ先
みなとコモンズ事務局
特定非営利活動法人芸術公社 (担当:藤崎、吉岡)
「みなとコモンズ」専用連絡先
minato.commons@gmail.com
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