小泉明郎『縛られたプロメテウス』
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作品紹介
あいちトリエンナーレからの委嘱を受け、VR技術を使った初の本格的演劇作品に挑む今作の出発点はギリシャ悲劇『縛られたプロメテウス』(アイスキュロス作)。未来を予見する能力を持ちつつも、ゼウスから火を盗み、人間に与えた罪で永劫の苦しみを味わうプロメテウス。 この神話的時間から発想された近未来 の中で、観客は、自分とは異なる「他者」の感覚や感情を追体験する。VRによって身体と知覚を拡張させたその先で、私たちが経験するのは、ユートピアか、ディストピアか?
アーティスト
小泉明郎 (こいずみ・めいろう)
1976年群馬県生まれ。国家・共同体と個人の関係、人間の身体と感情の関係について、現実と虚構を織り交ぜた実験的映像やパフォーマンスで探求している。これまでテート・モダンのBMWテート・ライブや上海ビエンナーレ、シャルジャビエンナーレ等、多数の国際展等に参加。個展としては「Projects 99: Meiro Koizumi」(ニューヨーク近代美術館、2013)、「捕われた声は静寂の夢を見る」(アーツ前橋、2015)「帝国は今日も歌う」(Vacant、2017)、「Battlelands」(ペレス美術館、マイアミ、アメリカ合衆国、2018)等を開催。VR技術を使った作品では『サクリファイス』(MMCAソウル、韓国、2018)、《縛られたプロメテウス》(あいちトリエンナーレ2019)がある。 2021年《縛られたプロメテウス》で第24回文化庁メディア芸術祭アート部門で大賞を受賞。カーディフ国立博物館Artes Mundi受賞。
作品クレジット
作品クレジット
構成・演出|小泉明郎
出演|武藤将胤
技術提供|ABAL
脚本|武藤将胤&小泉明郎
VRアニメーション・効果|谷口勝也(Rhino Studios)
VRマネージメント|野村つよし
撮影ディレクター|森内康博
照明|杉本 篤
録音|藤口諒太
撮影助手|中村 碧
演出助手|小山 渉
製作|あいちトリエンナーレ2019、小泉明郎
上演記録
あいちトリエンナーレ2019
2019年10月10日~14日
シアターコモンズ’20
2020年3月3日~7日
YCAM 山口情報芸術センター
2021年10月23日、 24日
金沢21世紀美術館
2021年12月11日、12日、17日〜19日
世界演劇祭2023
2023年7月13日〜16日
ほか
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