ABOUT

芸術公社とは?

芸術公社は、社会と芸術の関係性を更新する目的を掲げ、同時代の芸術をアーティストや観客とともに創造し、来るべき社会のモデルを芸術を通じて提示するNPO法人です。

芸術公社のミッション

芸術が今日の時代と社会に応答し、未来に向けて新たな公共理念や社会モデルを提示しうるものであるという認識のもと、同時代芸術に関わる事業の企画および実施を通じ、日本およびアジア地域の芸術文化振興に寄与します。

芸術公社では以下の4つのアプローチで、上記ミッションの実現に取り組みます。

1.「あたらしい公共」を提案し、体現するインディペンデント(個)とパブリック(公)を繋ぐ

「あたらしい公共」として、公共、民間問わず多様なイニシアティブと連携しながら、芸術文化を通じ、あらたな社会モデルを提案、体現します。

2. 時代と社会に応答するあらたな芸術の方法論を提唱し、実践する

「芸術のための芸術」にとどまらず、歴史や社会から思考し、問いを立て、現実の社会に影響を与えうる同時代芸術の形を探求し、その方法論を提唱、実践します。

3. 異なる専門性を持つメンバーによるコレクティブ

上記理念を体現するために、プロデューサー、エディター、リサーチャーなど異なる専門スキルを持つ複数のメンバーがプロジェクトごとにユニットを組むコレクティブとして活動します。

4. アジアにおけるプラットフォームを目指して

国内のみならずアジア、世界において上記理念を共有する個人や組織と連帯し、アジアの諸地域で活動を展開、同時代芸術のためのプラットフォーム形成を目指します。

代表理事

©NÓI CREW

相馬千秋 Chiaki Soma

NPO法人芸術公社代表理事。アートプロデューサー。演劇、現代美術、社会関与型アート、VR/ARテクノロジーを用いたメディアアートなど、領域横断的な同時代芸術のキュレーション、プロデュースを専門としている。過去20年にわたり日本、アジア、欧州で多数の企画をディレクション。その代表的なものは、フェスティバル/トーキョー初代プログラム・ディレクター(2009-2013)、あいちトリエンナーレ2019および国際芸術祭あいち2022パフォーミングアーツ部門キュレーター、シアターコモンズ実行委員長兼ディレクター(2017-現在)、豊岡演劇祭2021総合プロデューサーなど。

2015年フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受章、2021年芸術選奨(芸術振興部門・新人賞)受賞。立教大学現代心理学部映像身体学科特任准教授(2016-2021)を経て、2021年より東京藝術大学大学院美術研究科准教授(グローバルアートプラクティス専攻)。2023年にドイツのフランクフルト・オッフェンバッハで開催される世界演劇祭テアター・デア・ヴェルト2023のプログラム・ディレクターも務める。

受賞歴

2015年 フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受章
2021年 文化庁芸術選奨・文部科学大臣賞新人賞(芸術振興部門)

主要インタビュー

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経歴詳細(reseachmapマイポータルへ)

理事

  • 大舘奈津子
    Natsuko Odate
    コーディネーター
    photo: Naoaki Yamamoto

    大舘奈津子 Natsuko Odate

    理事|コーディネーター

    ⼀⾊事務所にて、荒⽊経惟、森村泰昌、笠原恵実⼦、やなぎみわ、藤井光のマネジメントに携わる。2010年よりウェブマガジン「ARTiT」の編集を兼任。『ヨコハマトリエンナーレ2014』ではキュレイトリアル・アソシエイツを務めた。これまで担当したプロジェクトとして『やなぎみわ:Windswept Women-The old Girls’ Troupe』(ヴェネツィアビエンナーレ⽇本館、2008年)、『Yasumasa Morimura:Theater of Self 』(ウォーホール美術館、ピッツバーグ、2013 年)『荒⽊経惟 往⽣写集』(豊⽥市美術館、新潟市美術館、資⽣堂ギ ャラリー他、2014年)『Yasumasa Morimura: Ego Obscura』(Japan Society、 ニューヨーク、 2018年)など。
    ここ最近はRefreedom_Aichiや Art for All、表現の現場調査団等、アーティストたちが具体的な課題解決のために取り組む現場に運営として関わることで、新たな協働の形を探っている。2018年より文化庁アートプラットフォーム事業日本現代アート委員会委員。

  • 若林朋子
    Tomoko Wakabayashi
    プロジェクト・コーディネーター、プランナー

    若林朋子 Tomoko Wakabayashi

    理事|プロジェクト・コーディネーター、プランナー

    デザイン会社勤務を経て、英国ウォーリック大学院で文化政策とアートマネジメントを学ぶ。1999年~2013年、公益社団法人企業メセナ協議会に勤務。プログラム・オフィサーとして、企業が行う文化支援活動の推進と環境整備に従事した。2013年よりフリーランス。各種事業コーディネート、執筆、調査研究、評価、助成制度設計、自治体文化政策やNPO支援等に取り組んでいる。NPO法人理事(芸術家と子どもたち、JCDN、芸術公社、ワンダーアート)、監事(アートプラットフォーム、ON-PAM、音まち計画、アーツエンブレイス、YPAM)、公益法人理事(小笠原敏晶記念財団、新井財団)。2016年より立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科特任教授。

監事

  • 須田洋平
    Yohei Suda
    弁護士(日本・米国ワシントン州)

    須田洋平 Yohei Suda

    監事|弁護士(日本・米国ワシントン州)

    弁護士(日本・米国ワシントン州)。ワシントン州最高裁判所マデセン裁判官付ロークラーク等を経て、2006年に日本で弁護士登録。アメリカ及びフランス滞在経験があるため、英語及びフランス語での業務にも対応する一方、2014年より東京大学教養学部において「国際化を読み解くゼミナール」を主宰し、2019年より秋田公立美術大学で著作権法の講義を担当している。近年、芸術と人権に関わる案件を複数受任し、芸術の公共性に強い関心を寄せている。芸術イベントの法務やNPOの理事及び監事の経験も豊富であり、芸術公社の設立以来、監事として法人のガバナンス及び法務一般を担当している。

メンバー

  • 岩城京子
    Kyoko Iwaki
    演劇理論研究者・演劇ジャーナリスト
    photo: Naoaki Yamamoto

    岩城京子 Kyoko Iwaki

    演劇理論研究者・演劇ジャーナリスト

    演劇理論研究者・演劇ジャーナリスト。早稲田大学文学学術院特別研究員(PD)。中央大学文学部非常勤講師。ロンドン大学ゴールドスミス校博士課程修了後、アジアン・カルチュラル・カウンシルの助成を得て、ニューヨーク市立大学大学院客員研究員として招聘される。近著に『Ushio Amagatsu: Des rivages d’enfance au bûto de Sankai juku』 (パリ, Actes Sud)、『日本演劇現在形:時代を映す作家が語る演劇的想像力のいま』(東京、フィルムアート社)など。共著に『Fukushima and the Arts: Negotiating Nuclear Disaster』(ロンドン、Routledge)、『A History of Japanese Theatre』(ケンブリッジ、Cambridge University Press)、『The Routledge Companion to Butoh Performance』(ロンドン、Routledge)など。『New Theatre Quarterly』などの学術誌に多数寄稿。

    ・著書『 東京演劇現在形 八人の新進作家たちとの対話』(2011年)
    ・共著『Ushio Amagatsu:Des rivages d’enfance au bûto de Sankai juku』(2013年)
    ・論文『Japanese Theatre after Fukushima: Okada Toshiki’s Current Location』(2015年)
    ・共著『Fukushima and the Arts: Negotiating Nuclear Disaster』(2016年)
    ・共著『A History of Japanese Theatre』(2016年)
    ・神奈川芸術劇場クリエイティブ・パートナー(2010年〜2011年)
    ・ベルリンテアタートレッフェン演劇祭 客員ジャーナリスト(2012年)
    ・Blog Camp in F/T 創設およりディレクション2012年〜2013年
    ・ロンドン大学演劇パフォーマンス社会学研究所研究員 2011年〜2016年

  • 宇波恵
    Megumi Unami
    エディター、リサーチャー

    宇波恵 Megumi Unami

    エディター、リサーチャー

    エディター、リサーチャー。大学卒業後、外資系証券会社に勤務。その後国際会計事務所の東京事務所に5年半勤務した後、2012年からドバイ、2014年からシンガポールで実務経験を積む。2015年からドイツ在住。これまでに、東京国際芸術祭での制作アシスタント、日本人アーティストの海外プロジェクト(パレスチナ、ケニア等)やアートドバイ等の国際展のスタッフとして舞台芸術や現代アートの制作に関わる。2011年より2019年まで、フランスの雑誌「Clam Magazine」のローカルコーディネーターとしてアジアや中東のアーティストのインタビューを発信し、展覧会の企画開催を手がけた。

  • 影山裕樹
    Yuki Kageyama
    編集者

    影山裕樹 Yuki Kageyama

    編集者

    編集者、合同会社 千十一編集室代表。アート/カルチャー書のプロデュース、ウェブサイト制作、執筆活動のほか、ウェブマガジン「EDIT LOCAL」の企画制作、ワークショップ「LOCAL MEME Projects」の企画運営を行なっている。近年は「フェスティバル/トーキョー」(2012、13)「十和田奥入瀬芸術祭」「札幌国際芸術祭2014」など各地の芸術祭やアートプロジェクトに編集者、ディレクターとして携わる。著書に『大人が作る秘密基地』『ローカルメディアのつくりかた』など。芸術公社では『あなたは自主規制の名のもとに検閲を内面化しますか』などの出版物の企画・編集を行っている。

  • 鈴木理映子
    Rieko Suzuki
    編集者、ライター
    photo: Naoaki Yamamoto

    鈴木理映子 Rieko Suzuki

    編集者、ライター

    編集者、ライター。演劇情報誌「シアターガイド」編集部を経て、2009年よりフリーランスとして、舞台芸術関連の原稿執筆、冊子、書籍の編集を手がける。成蹊大学文学部芸術文化行政コース非常勤講師。
    【共編著】『のレッスン』(フィルムアート社)
    【共著】「翻訳ミュージカルの歴史」(『戦後ミュージカルの展開』森話社)、「漫画と演劇」(『演劇とメディアの二十世紀』森話社)、「宝塚風ミュージカル劇団のオリジナリティ」(『地域市民演劇の現在』森話社)【監修】『日本の演劇 公演と劇評目録1980〜2018年』(日外アソシエーツ)、ACL現代演劇批評アーカイブ https://acl-ctca.net/ 

  • 戸田史子
    Fumiko Toda
    コーディネーター、プロデューサー

    戸田史子 Fumiko Toda

    コーディネーター、プロデューサー

    東京都出身、在住。早稲田大学理工学部建築学科卒、ポツダム専門大学文化政策学科卒(ドイツ)。2007年頃より、プロダクション・マネージャーとして、アーティストや劇団、舞台フェスティバルにおける数多くの公演制作や海外・国内ツアー制作に関わる。並行して舞台字幕の制作・監修や映像翻訳も行っている。

  • 林立騎
    Tatsuki Hayashi
    翻訳者、演劇研究者
    photo: Hannah Aders

    林立騎 Tatsuki Hayashi

    翻訳者、演劇研究者

    翻訳者、演劇研究者。現在、那覇文化芸術劇場なはーと企画制作グループ長。訳書にエルフリーデ・イェリネク『光のない。[三部作]』、ハンス=ティース・レーマン『ポストドラマ演劇はいかに政治的か?』(ともに白水社)。2012年小田島雄志翻訳戯曲賞受賞。マティアス・ペース、ハンス=ティース・レーマンとの共編著に『Die Evakuierung des Theaters』(Berlin Alexander Verlag)。2005年より高山明の演劇ユニットPort Bに、2014年より相馬千秋のNPO法人芸術公社に参加。東京藝術大学特任講師(2014-17年)、沖縄県文化振興会チーフプログラムオフィサー(2017-19年)、キュンストラーハウス・ムーゾントゥルムドラマトゥルク(2019-21年)を経て、22年より現職。

  • 望月章宏
    Akihiro Mochizuki
    広報・PR
    photo: Naoaki Yamamoto

    望月章宏 Akihiro Mochizuki

    広報・PR

    1977年長野生まれ。上智大学文学部卒。カルチャー誌の編集部を経て、アートやファッション、カルチャー分野での企画、制作、PRのプロデュース、ディレクションを行う。

  • 藤井さゆり
    Sayuri Fujii
    コーディネーター・プロデューサー

    藤井さゆり Sayuri Fujii

    コーディネーター・プロデューサー

    コーディネーター・プロデューサー。
    1985年生まれ。日本大学大学院理工学研究科博士前期課程建築学修了。2011年より「フェスティバル/トーキョー」にて制作スタッフとして勤務。都市空間で展開するパフォーマンスや演劇プロジェクトの制作・マネジメントを担当。
    2014年からはフリーランスとして様々なアートプロジェクト、パフォーミングアーツフェスティバル等のコーディネート・制作、若手育成事業の企画制作等を行う。2016年よりNPO法人芸術公社メンバー。2018年より玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科非常勤講師。あいちトリエンナーレ2019アシスタントキュレーター/制作統括(パフォーミングアーツ)。豊岡演劇祭2021公式プログラムプロデューサー。

  • 田村かのこ
    Kanoko Tamura
    アート・トランスレーター
    Photo : Ittetsu Matsuoka

    田村かのこ Kanoko Tamura

    アート・トランスレーター

    アート・トランスレーター。Art Translators Collective主宰。現代アートや舞台芸術のプログラムを中心に、日英の通訳・翻訳、編集、広報など幅広く活動。人と文化と言葉の間に立つメディエーター(媒介者)として翻訳の可能性を探りながら、それぞれの場と内容に応じたクリエイティブな対話のあり方を提案している。札幌国際芸術祭2020ではコミュニケーションデザインディレクターとして、展覧会と観客をつなぐメディエーションを実践。また非常勤講師を務める東京藝術大学大学院美術研究科グローバルアートプラクティス専攻では、アーティストのための英語とコミュニケーションの授業を担当している。2008年タフツ大学工学部土木建築科(米国)卒業、2013年東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業。

  • 清水聡美
    Satomi Shimizu
    企画制作、コーディネーター

    清水聡美 Satomi Shimizu

    企画制作、コーディネーター

    企画制作、コーディネーター。早稲田大学人間科学部で民俗学を齧り、卒業後は影絵劇団に就職。舞台作品やワークショップの企画制作、海外ツアーのコーディネート業務等を経て、2017年よりフリーランス。パフォーミングアーツを中心に、演劇祭やかもめマシーンなどカンパニーの公演制作、ワークショップ、展示等の企画制作に携わる。2018年より芸術公社メンバー。同年、「あそび」や「まなび」を開発し、アート、教育、医療、福祉がつながるプラットフォーム〈Reframe Lab〉を仲間と共に始動。2019年よりサウンドアーティストevalaによるプロジェクト<See by Your Ears>、情報技術と人々の新たな関係を思考するプロジェクト<HITE-Media>等に参加。様々な領域で活動を行っている。

  • 岩本室佳
    Sayaca Iwamoto
    広報・編集・校閲

    岩本室佳 Sayaca Iwamoto

    広報・編集・校閲

    国際芸術祭、美術館、ギャラリー、アートプロジェクト等にPR・危機管理広報・企画制作・アーティストの制作サポートとして携わる傍ら、ジャーナリズムや学術、文藝の分野で執筆・編集・ファクトチェックを行う。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業、同大学院美術研究科修了。

  • 山里真紀子
    Makiko Yamazato
    制作、コーディネーター

    山里真紀子 Makiko Yamazato

    制作、コーディネーター

    福岡の広告代理店にて勤務ののち、2019年より舞台制作に携わる。
    芸術公社が中心となり実施しているプロジェクトであるシアターコモンズや、国内の劇団 Q(市原佐都子主宰)にて制作を務める。

  • 芝田遥
    Haruka Shibata
    制作、コーディネーター

    芝田遥 Haruka Shibata

    制作、コーディネーター

    東京生まれ。ニューヨーク大学大学院芸術学部、芸術&公共政策コース修士課程修了。現代美術やアート・アクティヴィズムを中心に学ぶ。卒業後はヨコハマトリエンナーレ 2020キュレトリアル・アシスタントとして、国際芸術祭の運営に携わる。現在は芸術公社メンバーとして、豊岡演劇祭 2021公式プログラム制作、国際芸術祭あいち2022パフォーミングアーツ部門のコーディネーター、およびシアターコモンズ’21, ‘22 など国際芸術祭や演劇祭の制作を担当している。

  • 谷口裕子
    Yuko Taniguchi
    制作、コーディネーター

    谷口裕子 Yuko Taniguchi

    制作、コーディネーター

    愛知県出身、同県在住。日本女子大学住居学科卒業、東京大学大学院新領域創生科学研究科修士課程修了。2011-2015年SPAC-静岡県舞台芸術センター制作部所属。その後、アッセンブリッジ・ナゴヤほか、文化・芸術事業の制作・コーディネーターを務める。2021年よりNPO法人芸術公社メンバー。

  • 阿部幸
    Sachi Abe
    制作、コーディネーター

    阿部幸 Sachi Abe

    制作、コーディネーター

    制作、コーディネーター。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻修士課程修了(フランス地域文化研究)。学生時代、東京国際芸術祭に制作アシスタントとして参加。2008年独立行政法人国際交流基金に入職、総務部、文化事業部、パリ日本文化会館、映像事業部を経験。2021年よりフリーの制作者として、芸術公社の活動に加わる。字幕作成、翻訳にも携わる。

  • 藤崎春花
    Haruka Fujisaki
    制作、コーディネーター

    藤崎春花 Haruka Fujisaki

    制作、コーディネーター

    1999年生まれ。立教大学現代心理学部映像身体学科卒業、早稲田大学大学院文学研究科演劇映像学コース修了。演劇学、芸術社会学、文化政策学を中心に学ぶ。
    在学中の2022年より芸術公社インターンとして「みなと芸術センター開館に向けた気運醸成事業」、「シアターコモンズ」等に携わる。2024年より芸術公社メンバー。

ロゴについて

ロゴは「芸」をモチーフにしています。苗木を両手で捧げ持ったり土に植え込んだりしている様子から来ている字ですが、その形は時代時代で変化し続けて来ました。またその意味も変化し続けています。アジアに根ざした自らのルーツを探りながら遠い過去にまで遡ろうとすること。未来を志向してできるだけ長い射程を見出そうとすること。その両方から得られる像とはどんなものだろう。そんな難題と向き合いスタートした探索と制作でした。

ここから国境を超えて広がるネットワークが築かれて行った時、その関係によって、また少しずつ変化するかもしれません。芸術公社という、生き生きと変化する活動体とともにある、柔軟な運用の展開を想定したロゴでもあります。(2014年制作)

佐藤直樹/ASYL アートディレクター

沿革

2014年(平成26年)

  • フェスティバル/トーキョー(2009-2013)の企画・制作・広報に携わっていたメンバーを中心に設立準備を開始し、6月に設立総会を開催。

    創設メンバー
    アンドリューズ・ウィリアム、岩城京子、宇波恵、大舘奈津子、影山裕樹、鈴木理映子、須田洋平、相馬千秋、平昌子、戸田史子、林立騎、望月章宏、若林朋子
  • 9月〜10月:r:eadレジデンス・東アジア・ダイアローグを台南市・台北市・高雄市(台湾)にて開催(国立台南藝術大学との共催)。
  • 11月11日:法人登記完了し、法人として発足。

2015年(平成27年)

  • 1月23日:設立記念シンポジウムをSHIBAURA HOUSEにて開催。
  • 東京都現代美術館にて「饗宴のあと アフター・ザ・シンポジウム」(構成・演出:藤井光)をプロデュース。
  • 8月:「みちのくアート巡礼キャンプ2015」を福島県会津若松市・二本松市・福島市・宮城県仙台市で開催。
  • 11月:r:eadレジデンス・東アジア・ダイアローグをソウル市・ヤンピョン市(韓国)にて開催(アートスペースPOOLとの共催)。

2016年(平成28年)

  • 3月13日:国際シンポジウム「都市と祝祭:芸術的想像力はいかに都市を覚醒するのか」を東京大学安田講堂にて開催。
  • 7月〜10月:芸術公社ゼミナール開催。
  • 8月:みちのくアート巡礼キャンプ2016を宮城県塩竈市・気仙沼市・仙台市等で開催。

2017年

  • 1月:第1回シアターコモンズ’17開催(主催:シアターコモンズ実行委員会)。
  • 6月:r:eadレジデンス・東アジア・ダイアローグを香港特別行政区(中国)にて開催(C&G Appartmentとの共催)。
  • シアターコモンズ・ラボ ー社会芸術アカデミー事業 始動。

2018年

  • 第2回シアターコモンズ’18開催。

2019年

  • 第3回シアターコモンズ’19開催。

2020年

  • 第4回シアターコモンズ’20開催。
  • 芸術公社チャンネル 始動。
  • 「EPAD 緊急舞台芸術アーカイブ+デジタルシアター化 支援事業」の協力団体に採択。

2021年

  • 第5回シアターコモンズ’21開催。
  • 3月:代表理事の相馬千秋が「シアターコモンズ’20」「みちのくアート巡礼キャンプ」等の実績で文化庁芸術選奨(芸術振興部門・新人賞)受賞。
  • 豊岡演劇祭より企画・制作業務の受託(主催:豊岡演劇祭実行委員会)
  • 国際芸術祭あいち企画・制作業務を受託(主催:国際芸術祭あいち組織委員会)
  • 7月:代表理事の相馬千秋がドイツで開催される「世界演劇祭テアター・デア・ヴェルト2023」のプログラム・ディレクターに選出され、芸術公社が日本側の事務局を受託。

2022年

  • 第6回シアターコモンズ’22開催。
  • 港区より「(仮称)文化芸術ホール整備に向けた気運醸成事業支援業務」を受託。

助成実績

文化庁
港区
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
独立行政法人国際交流基金
公益財団法人セゾン文化財団
EU・ジャパンフェスト日本委員会
SOMPOアート・ファンド
台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター
ゲーテ・インスティトゥート東京
在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
オランダ王国大使館
ほか

連携/業務受託

行政・自治体

文化庁
港区

芸術祭

世界演劇祭Theater der Welt 2023実行委員会
豊岡演劇祭実行委員会
国際芸術祭「あいち」組織委員会
文化庁メディア芸術祭

文化施設

金沢21世紀美術館
YCAM山口情報芸術センター
東京都庭園美術館

企業・財団

寺田倉庫株式会社
一般財団法人川村芸術文化振興財団
エルメスジャポン株式会社
株式会社SHIBAURA HOUSE
一般社団法人PROJECTA

教育機関

東京大学
立教大学
早稲田大学演劇博物館
秋田公立美術大学
ほか

ハラスメント防止ガイドラインについて

芸術公社では、ハラスメント防止の取り組みとしてガイドラインを策定し、現場に入る方々に同意をいただいた上で、安心して業務ができる現場づくりに取り組んでいます。ガイドラインは以下からご確認下さい。
芸術公社ハラスメント防止ガイドライン