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キュンチョメ『女たちの黙示録』

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  • 主催
©シアターコモンズ’22 / photo: Shun Sato

作品紹介

自らの嗅覚と欲望に従ってリサーチ、対話、アクションを繰り返しながら、その対象の最もコアな現実に切り込んでいくアーティストユニット、キュンチョメ。近年ではフェミニズムに焦点を当てた制作も精力的に行っている。 本作『女たちの黙示録』では、さまざまな世界の終焉が描かれる。世界の終焉はこれまでにも神話や予言(預言)の書、SFなどで描かれてきたが、それらのほとんどは男たちによって書き記されたものだった。では今、女たちが「世界の終わり」を予言するとしたら、どんな終焉が描かれるのだろうか。本作ではキュンチョメが異なる立場や背景を持つ女性たちの声に耳を澄ませ、そこから生み出された予言が、観客へと配布される。その語りは、予想外の方法で私たち観客の身体へと侵入し、未来の時間まで潜伏することになるはずだ。

アーティスト

キュンチョメ

ホンマエリとナブチの二人によって結成されたアートユニット。これまで福島、石巻、沖縄、香港、ベルリンなど、社会の分断を抱えた地域での活動を、主に映像インスタレーションとして発表。科学や論理を超えてなお人々が信じようとする「現代の信仰」の対象を探り、そこに渦巻く感情や真実をあぶり出す作品群は、加害者と被害者、当事者と非当事者、善と悪の境界線を揺さぶり、詩的かつユーモラスに異次元へと昇華させる。あいちトリエンナーレ2019では性的マイノリティ(トランスジェンダー/ノンバイナリー)の人々と協働作業を行い、生きづらさや親子の葛藤などを描いた『わたしは世治』や『声枯れるまで』を発表した。

作品クレジット

構成・演出|キュンチョメ
協働者|さまざまな職業や立場の女性たち
助成|2021年度一般財団法人川村文化芸術振興財団 ソーシャリー・エンゲイジド・アート支援

上演記録

シアターコモンズ ’22

2022年2月19日〜2月27日

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